SKY[Skills and Knowledge for Youth] ホーム 新着情報
11月16・17日に開催された、国際開発学会・人間の安全保障学会の2019共催大会において、企画セッション「途上国の産業人材に求められる技能の実証研究―Skills and Knowledge for……
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Nakawa Vocational Training Institute(NVTI)はJICAが50年にわたり支援してる職業訓練校で、JICAのサポートの下、ムワンガ校長が10月に日本に訪れました。その際に、名古屋大学国際開発研究科にて、ウガンダにおける職業技術教育の講義を行い、岡山にある職業訓練校にも訪れました。現在ウガンダでフィールドワークを行っているSKYプロジェクトリサーチアシスタントの山崎はNVTIへ訪問し、日本訪問についてお伺いしました。 名古屋大学国際開発研究科において、ムワンガ校長はNVTIをはじめとする、ウガンダのBTVET(Business Technical Vocational Education and Training)をとりまく状況について学生に向けて解説しました。現在のウガンダにおける課題として、学校教育での成果を労働市場でいかに最大限に活かしていくかを挙げており、そのためには各省庁間および官民の連携が一層重要であると指摘しました。 岡山にある職業訓練学校の視察については、特に教師陣に感銘を受けたと述べていました。教師陣の生徒の進路相談への熱心な姿勢、産業界での経験の豊富さ、また、卒業生が教師をすることによる学校への知識還元という3つの点が、ウガンダでは見られない魅力的なものであったとおっしゃってました。日本の職業訓練校の特徴およびNVTIとの類似点を知ることができ、ウガンダの職業訓練校の今後の取り組みに対して示唆に富んだ視察となったと述べておりました。 ムワンガ校長の日本訪問についてのお話を経て、ウガンダの状況について日本で講義を行うことで、学生は職業技術教育についての理解を深めることができ、日本の職業訓練の視察からウガンダへその経験を活かす手がかりとなったことから、国を越えて知識・経験を共有し合う協力関係を構築していくことの重要性がみられました。また、ムワンガ校長が指摘した通り、ウガンダにおいて、学校から仕事への移行において課題があることから、SKYプロジェクトも技能評価モジュールを用いてスキルの観点から今後ウガンダの本課題に対しても貢献していきたく思います。
7月29日から31日に開催された第2回TVET国際会議で、「Managing TVET Systems to Meet the Demand for Changing Skills and Trends」および「Financing TVET: Options and Challenges」の題目でのパネルディスカッションにディスカッサントとして登壇しました。 上記のパネルディスカッションはエチオピアTVET専門家、援助機関、政府関係者、他国のTVET専門家の方も登壇され、今後のエチオピアTVETの発展に向けてそれぞれ意見を交わす有益な時間となりました。 詳しく読む
7月29日から31日に開催された第2回TVET国際会議で、「Managing TVET Systems to Meet the Demand for Changing Skills and Trend……
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エチオピア国科学・高等教育省、ドイツ国際協力公社(GIZ)及びノルウェー援助庁(NORRAD)が主催する第2回国際TVET会議が7月29から31日にかけてアディスアベバで開催されました。GIZはエチオ……
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エチオピア国科学・高等教育省、ドイツ国際協力公社(GIZ)及びノルウェー援助庁(NORRAD)が主催する第2回国際TVET会議が7月29から31日にかけてアディスアベバで開催されました。GIZはエチオピアへのTVET協力としてThe Ethio-German Sustainable Training and Education Programme (STEP)を実施しており、その一環として本会議が催されました。SKYプロジェクトメンバーの山田肖子教授とクリスチャンオチア准教授が本会議に招待され、エチオピアにおけるTVETについての提言を行いました。 続きを読む
2019年7月2日、名古屋大学にてポートランド州立大学経済学部長の伊藤宏之教授の特別講演「黄色信号の中国経済」が行われました。 世界で第2の経済大国となった中国の経済に潜むリスクを切り口に、米中貿易摩擦、中国の産業構造についての動向を丁寧に解説し、伊藤教授のご専門である国際金融およびマクロ経済学の視点から、グローバル・ファイナンシャル・サイクル理論を中心に世界の金融動向および中国経済の展望についてをお話しいただきました。 本講演には、名古屋大学および近隣の大学の教員の方々、学生が参加し、中国からの留学生の姿も多くみられました。質疑応答では中国人留学生からも活発に質問や意見が交わされました。 伊藤宏之教授講演資料はこちら
6月7日から9日に開催された第55回比較教育学会にて本プロジェクトの島津研究員が「日本の国際教育協力の歴史と展望」にて「日本のTVET協力」を発表しました。本ラウンドテーブルでは今年に刊行される『日本の国際教育協力の歴史と展望』にて執筆した著者の方々が自身の担当章を基に意見を交換しました。 島津助教はJICA研究所の辻本研究員と共にTVETにおける日本の教育協力について発表しました。産業人材育成は、現地の技術力の底上げと、市場のニーズに応えることができる即戦力の育成の双方が求められるため、今後も官民が互いに補って人材育成を行っていくことが必要と考えられると本発表にて指摘しました。 ラウンドテーブル全体の議論として、日本独自の教育協力を考えていくことが重要であるということを確認し、今後の日本の教育協力の展望が議論されました。 本書籍は2019年9月に書籍を東京大学出版会から刊行予定です。 JICAウェブサイト記事はこちら