産業人材育成に関心があるみなさま、企業様・団体様へ
SKY[Skills and Knowledge for Youth] ホーム ご支援いただくことによるメリット
海外進出において、企業が直面する大きな問題に、現地の人材確保が挙げられます。現地に必要なスキルを持った人材がいるか、十分に確保できるのか、育成していく際にどのような投資が必要なのか・・・など海外進出を検討している場合に不安要素となるケースが多く見受けられます。SKYでは、人材の需給と供給におけるミスマッチを防ぐため、スキル調査のツール開発を独自に行っています。そのツールを元に、現地人材のスキルレベルを、さまざまな角度から情報収集、調査分析をしています。海外進出を検討している企業様や、現地人材の採用や育成に苦労されている企業様に対し、豊富な経験に基づいた情報を提供します。
日本企業間で、アフリカ市場への関心は高まっているものの、現地調査でアフリカに出向くのは、困難な状況もあるかと思われます。また、一般メディアでの、アフリカに関する情報収集も難しい現状があるかと思います。SKYプロジェクトでは、情報収集手段として、関係機関をご紹介することにより、どのように情報収集すればよいのかご相談に乗ることができます。
人財は経済の発展に欠かせない大切な資源です。日本企業は伝統的に人材育成を重視してきたことで知られています。SKYプロジェクトでは、開発途上国における人材育成、スキル開発に関する独自の調査研究を行い、若者の失業問題、社会不安、貧困問題などの極めて重要な国際課題に取り組んでいます。本プロジェクトにご支援いただくことで、国際貢献、社会貢献(CSR)活動につなげていただくことができます。また国際的な展開をお考えの企業にとっては、自社の持続的な人材確保にもつながる分野で、途上国の社会的課題に貢献することができます。
産業スキルプロジェクトは2015年に開始されました。効果的な産業人材育成手段の提案、職業技術教育を受けた人材の需要と供給のマッチング検証、スキル評価ツール開発を目的として、現在エチオピアを対象に活動しています。
エチオピア関係省庁、職業技術学校、現地企業と連携し、2016年には2回の現地調査を実施。スキル需給のミスマッチなどを明らかにしました。
2018年には調査対象を工業団地に入っている企業に拡大し、さらに大きな調査を実施する予定です。本プロジェクトでは、今後、対象国を南アフリカ、ガーナへ拡大。長期的には、評価ツールを他業種へ応用できるよう汎用化を目指すとともに、政府やビジネスを行う企業自ら活用できるツールにすべく、改善を重ねています。
開発途上国で用いる技能評価モジュールの試行のため、日本の専門学校や高校で技能評価や筆記試験も行っています。
その結果を、参加してくれた生徒・学校へフィードバックしています。
生徒さんは、自分の特性や課題を知ることができ、学校側は、教育の成果や改善点が分かると喜んでいただいています。
2017年2月に国際協力機構主催、日本科学技術機構後援でTICADVI(第6回アフリカ開発会議)フォローアップのための国際シンポジウムが開催されました。SKYプロジェクトからは、山田肖子教授が登壇し、「変化する産業需要に見合う技能形成の課題:アフリカにおける課題と展望」と題し、基調講演を行いました。本シンポジウムには、エチオピア教育副大臣や南アフリカ技能認定機構次席などが招聘され、アフリカ諸国の在京大使館関係者、アフリカに投資関心のある日本企業関係者など多くの人々が参加しました。プロジェクトでは、既に構築済みの幅広いネットワークを活用しながら、一層のアウトリーチ、積極的な情報発信を進めていきます。