活動報告:ガーナ(文:近藤菜月)2019.03.15 近藤菜月 アフリカ
地域:アフリカ
国:ガーナ
2018年2月17日から3月7日まで、前回の訓練セクターに引き続き、産業セクターでのアセスメントを実施するため、ガーナに出張しました。今回のアセスメントは、首都アクラ周辺の縫製企業の工場労働者と、同地域内のインフォーマルセクター労働者を対象としました。
参加した工場はNallemとKAD Manufactureの2つで、いずれも2017年に設立されたガーナ国内のアパレル業界のネットワーク組織であるAssociation of Ghana Apparel Manufacturers (AGAM)のメンバー企業です。プロジェクトメンバーがガーナ現地にいない間も、工場との調整はAGAMの協力を通じて円滑に進められました。また、仕事場が一か所に集約されていないためにアクセスが困難と予想されたインフォーマルセクターについても、インフォーマルセクターの労働組合であるUnion of Informal Workers Associations (UNIWA) の強力なネットワークを通じて、100名近くの参加者を得られました。
前回同様、実技試験にあたっては、実施会場であるAccra Technical Universityの学生、教員の皆さんの多大なご協力を賜り、無事にデータを得ることができました。
これで訓練セクター・産業セクター両方でのアセスメントが完了しました。今後しばらくはデータの分析に集中し、来年度夏頃にガーナ・日本でワークショップを開催し、成果を共有することを目指します。